今日は朝からNHKを見ていました。

そこで、

「心を動かす贈り物」
いわき市立小名浜第一小学校
小林研一郎:コバケンさん
(いわき市立小名浜第一小学校)

をやっていました。

世界の指揮者コバケンが小学生に大切なことを教えていました。私は「思いやり」を説明するのに、こんなに上手い方法があったのを知りませんでした。


コバケンさんは、指揮者になってからオケとの心を交わすために、「思いやり」が一番大事だったと仰っていました。相手を思い、相手を労い・・・信頼があってオーケストラを作り上げていました。

現代の小学生やはりまだ心が育っていないようで、コバケンさんが

「隣の席の子にプレゼントしたいものはなにですか?心を動かすプレゼントは何ですか?」

と質問したときに、答えられない子が40%、他の子は、

「鉛筆をあげたいです。理由は勉強がよくできるようにです。」

と、コバケンさんが望んだ答えではなかった・・・。
コバケンさんは、難しい問題を出してしまったと思い、なんとか答えを導くために次の手段を考え、小学生たちは、難しすぎてつまらなそうだった。なんでこんな質問をしているんだろうという顔でコバケンさんを見ていました。

コバケンさんは、

「じゃー宿題です。今日、おうちに帰って、お父さんお母さん、家族に、『いままでで一番嬉しかったプレゼント』を聞いてきてください」

と言いました。小学生たちは、みんな家に帰って聞きました。

男の子のお母さんは「あなたが2歳の時に、私とふたりきりだったときに地震が来て、そのときお父さんがいなかったんだけど、あなたが、お母さん大丈夫だよ。と抱きしめてくれたときが嬉しかった。あと、毎朝、私が、気をつけていってらっしゃいと言うと、お母さんも!と言ってくれること」と答えました。

男の子は、「いつも気にしてない一言が、嬉しいんだね」とすぐ理解しました。


別の男の子はおばあちゃんに聞きました。「ばーちゃん、今までで一番嬉しかったプレゼントはなに?」ばーちゃんは「あんたが、優しいこと。いつも寝る前まで、ばーちゃんの世話をしてくれる。本当に優しい子なんね。」と言いました。

男の子は言いました。「今の言葉を聞いて、これからももっとばーちゃんに優しくして、長生きしてもらおうと思いました。」と。

女の子は、自分のお父さんお母さんに聞きました。お父さんとお母さんは、女の子が小さいときに書いた絵や、お父さんお母さんの誕生日に拙い字で書いたバースデーカードをたくさん見せました。「あんたが生まれてきてくれた事が嬉しい。育ててよかったと思えるように全部とってあるんや」と言いました。

女の子は、「素直に嬉しい。」と言いました。


・・・・・・そして、翌日。

コバケンさんは、みんなに、「では、もう一回考えて見ましょう。その前に隣の人のことをもっと良く知りましょう。」と隣の人について、良い所・悪いところ・癖・困っていることを調査してまとめることをさせました。

本当はみんなに言われて嫌だったニックネームがある隣の子。
サッカー選手になりたい隣の子。
夢が野球選手である隣の子。
野菜が嫌いな隣の子。

みんな、今までしらなかった隣の子のことを良くわかるようになりました。

最後に、コバケンさんは、言いました。

「それでは、もう一度、隣の人にあげたい心を動かすプレゼントを言って下さい。」

みんなすぐ書けました。

『サッカー選手になりたいと言っていた子には、サッカーボール』というような単純な答えはもう出ませんでした。
その女の子は、こういいました。

「私は、◎◎君に、てるてるぼうずをあげたいです。なぜなら、それがあれば毎日晴れてサッカーの練習ができるからです。サッカーの練習がいっぱいできればサッカー選手になれるからです。」

こういいました。立派な答えにコバケンさんも満足。みんなに聞いても他人を思いやる答えがどんどん出てきてあきらかに最初に質問したときとは違っていました。

心の成長を見ました。

「思いやり」について教えているのを目の当たりにしたのは今日が初めてです。物腰の優しいコバケンさん。でも心の中はすごく熱い。思いやりいっぱい。一気にファンになりました。コバケンさんに教えられた子供たちの人生はきっと変わるでしょう。みんながみんなを思うようになったら世界までも変わるのにと思う。どう思いやるかがわからない子はたくさんいるんだと思いました。自分の子供に『思いやり』を教えるときに役立てようと思います。

◎コバケンさんのホームページ
http://www.it-japan.co.jp/kobaken/index2.htm
◎NHK「課外授業。ようこそ先輩」
http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/

『コバケンさんプロフィール 』
日本を代表する指揮者、小林研一郎(67歳)。その情熱的な指揮から『炎のコバケン』と呼ばれる。1940年、福島県いわき市小名浜生まれ。小学校4年生の時、ベートーベンと出会い音楽家を志す。東京芸術大学作曲科、指揮科を卒業後、34歳で第1回ブタペスト国際指揮者コンクール第1位を獲得。2002年5月「プラハの春音楽祭」オープニングコンサートの指揮者として東洋人として初めて起用され、大統領臨席のもと「我が祖国」全曲を指揮した。ハンガリー政府から星付中十字勲章(民間人としては最高の勲章)を授与。
現在、アーネム・フィル常任指揮者、ハンガリー国立フィル、名古屋フィル桂冠指揮者、マタヴ・ハンガリー交響楽団、九響の首席客演、東京藝術大学指揮科教授、東京音楽大学客員教授。


『番組のみどころ』
東京芸術劇場で日本フィルハーモニー交響楽団のゲネプロを見学するところから授業開始。子供達はステージの上で、指揮をするコバケンさんの表情を真正面から見る。
100人近いオーケストラのメンバーと素晴らしい音楽を作るには「おもんばかる」気持ちが大切だというのがコバケンさんの信念。隣の席のクラスメイトに『心を動かす贈り物』を考えて欲しいという課題が出る。思いつかないという子供が続出。相手をおもんばかって心を動かすことが出来るか!?
NHKのホームページより転載
2007.06.30 土 10:16:36 l 「のむ」の日記 l この記事のコメント(0) l top ▲

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