日本人奥さんのブログをたくさん読んで臨んだ初めてのチュソク。私の転職歴を見ればわかるとおり、新しいことには挑戦できる性格だけど、それが自分にとってためにならなければソッコー捨てて次にいってしまう性格です。無駄なことをやっている暇は無いと思っています。(多分短命だから濃度の濃い人生にしなくちゃと日々思っている)

オンマは前日に仕込んだ料理を温めたり、切ったりして私はそれをアッパに渡す仕事。アッパは綺麗に並べ、ウォノちゃん兄弟はそれをお手伝い(?)。私が見たら2人でできるだろうという仕事をみんなでやるもんだから、狭い部屋がもっと狭く感じた。効率が悪い・・・。
うちのチュソク、そんなに人いらないんじゃないの?って思った。わざわざ、女はみんな厨房に入るから忙しく見えるだけな気がする。1週間前のお墓掃除の時はおばさんちが3人、4人来て手伝っていたけど、オンマ一人でも十分こなしていた。(前日に準備しておいたら、日本の正月より楽なんじゃないの)
というわけで、チュソクの料理準備はそんなに大変じゃないと感じました。
今回は結婚後初めてのチュソクなので、私も家周りをすることになり、一足先に隠れてご飯。本で読んだ限りではチュソクは忙しくてご飯を食べる暇が無いって聞いたのに・・・
いつもよりのんびり・・・
8時半に他の親族が来て、みんなでクンジョルをして、ご飯を食べ始めました。そのときはちょっとばたばたしたけど、ウォノや弟、そしてアッパまでが配膳を手伝ってくれるので私はビビンパプのナムルをのせたり単純作業を手伝いました。
ウォノの家が1軒目なので、みんなはガツガツ食べて1時間ほど飲み騒ぎ出て行きました。20人くらいだったでしょうか・・・。1週間前のお墓参りの時と同じ人もちらほら。覚えられないけど。
で、本当だったら片づけをしてチュソク終了だったのですが、みんなの家をまわるために、化粧を直してついていきました。ここで終わってくれてたら本当にチュソクなんてたいしたことないで終わったのに・・・
チマチョゴリを着ていくはずが、とりやめになり、お風呂にも入っていない汚い体で、前日着ていたレギンス+ワンピース+なぜか上新粉付き(もち作ってたときについた)で行きました。とても不快・・・。
くつしたを履かないと失礼にあたると聞いていたのでレギンスに白い靴下・・・・オンマが靴下かしてくれたから履いてみたものの・・・これはどうしても自分で許せない・・・。ってことで、ストッキングが無いか聞いて履きなおし。なんとか見られる格好になったので出発しました。ウォノとアッパと私で1台。弟2人で1台の車にのって、家周り1回目。
うちでやったのと同じように、男たちはクンジョル(土下座みたいな大きな礼をする儀式)をしてまったく同じご飯をまた食べてる。さっきの儀式がなかったように。笑
私は、どうしていいかわからず、厨房に入ってわからない家のわからない台所でお手伝い。誰も教えてくれず、つまみぐいだけはして、太った体で邪魔だけしました・・・。むなしい・・・。儀式中は、台所2畳くらいのところでおばちゃんたち5人と一緒に座って・・・「狭っ・・・」なんで私今こんなところにいるんだろうと悩んでおりました。時間がたつのがものすごく長い。どんどん要らない所まで突っ込み始めてしまう・・
【つっこみどころ】
・ああ・・そんなに皿に盛って汚いなぁ・・・(盛り付けセンスは皆無で、全部ぐちゃぐちゃ)
・みんな靴下汚いな〜(家が汚れてるのか・・・なんなのか・・・)
・靴が汚い(女性のパンプスもかかとがつぶれてる)
・ほんと女性の地位が低いなぁ・・・
・食べ物さっきとまったく一緒なんだけど・・・
・ご飯を食べているすぐ横にトイレ+シャワー室があって排泄音(匂いもね)の近くでご飯食べられてすごい・・・
頭の中で提案までしてしまうありさま。
どうせ家を回るなら各自の家の得意料理とかで綺麗にもてなせばいいのに・・・。料理、ビビンパプの具、果物までまったく一緒でつまらない。グミだけ?うちの親戚だけ?
全体的に汚い割りに、シンク台は綺麗に磨き上げられていて驚く。車はでかいのに乗ってるのに、家は小さくて壁紙は柄いっぱいで、その中に上下柄付きの洋服(下はスパッツ)を着ているおばちゃんたちが居るので目がちかちかする。男の人は、ヤクザばりの金のネックレス(メッキ仕立て?)をジャラジャラして品がない。
・・・・・そして、最後に突っ込ませてもらうよ。なんでそんな中で、ウォノ兄弟はおとなしくちょこんと座っているの?質素で・・・。何があったのお前は・・・。韓国人からは浮く存在。でも日本人とも違うなんか異質な感じがした。
私はそこでぐったりしてきて、あぁ、一生こんなみじめな思いするのやだな、日本に行くしかないなと心に誓いました。
2軒目。
2時間置きに同じ食べ物をたいらげなければならないチュソク。見てるこっちも気持ちわるい。車のなかで、思わず「あっぱ〜!そんなに食べてダイジョブ?」と言ってしまった・・・笑
「あはは〜。しょうがないよ〜食べないと失礼にあたるからね。お腹いっぱいで死にそうだよ。」
じゃーやめればいいのにさ・・・。とは言えないけどのど元まで出掛かりました。ウォノもなぜかしきりに「おじいさんが死んだら、こんなに家をまわらないんでしょう?」なんていい始めるし。笑
相変わらずすごい質問するね、ウォノちゃん。おじーさん殺すなよ。
「しきたりのいいところだけ残して改良したら?」
と言いたい。言いたいけど言えない。文化ってそういうことでしょう?それを大切にいきてるんでしょう?なんでも肯定するよ・・・
でも、同じ食べ物を2時間おきに食べて、お腹いっぱいでもなお食べて、・・・そのお金はウォノがあげたお金でまかなってると思ったら無駄遣いに見えちゃった。(うちは赤字だというのに・・・またカード貸して買い物の補填をしたウォノちゃん)それに親戚同士が仲良くしゃべるというよりは、ご年配の人たちに合わせてみんなで接待してるって感じ。お金ないのに見栄はってさ。
2軒目のお宅に到着。私は、もう台所に入らないと決めて(ひとり若い夫婦が奥さん座ったままででーんと構えていたので)男と同じ部屋にいました。みんなクンジョルしてるのを上から眺める。外国人だから知らない〜って顔して見ててやろうと思って。
儀式が終わって食事の支度。今度は私が仕事を手伝うあまり、そこのおばちゃんちが「あなたのせいで、ご飯食べられないわよ。仕事やめて一緒に食べて」と言う。どうすりゃいいんだよ・・・と「なんでここにいるんだろう」という気持ちになってきた。新入社員の時のあの孤独感。ウォノはそれに気がついて、ウォノの弟も私の雰囲気に気がついてフォローを入れてくれたけどそれがもっと空しい。ウォノに耳打ち
「おぼえてろよ・・・」
おびえるウォノちゃん。チュソクの疲れと、嫁に責められる疲れ。かわいそう・・・。でもいいのだ、ここにつれてきたのはウォノでもあるんだから。嫁を親族のメイドのように使うことを楽しんでいるのだから。
2軒目のお宅では、子供がすごい大騒ぎで馬鹿みたいに絡んでる。自己主張が強すぎて、韓国で育てたくないなと思う。・・・後ろを見れば、また同じビビンパプでご飯を食べている同じ人たち。何回食べればいいのかい?って感じ。同じメニューを見て、同じぐちゃぐちゃ盛り付けを見て、親族だなと思った。その家を出るときの気分は忘れられないくらい、韓国嫌いになってました。韓国の家は安いとかチョンセで家を借りたら無料で借りれるというけど、こんな適当な作りの家要らない。手作りの床紙、壁紙。玄関の砂がいつも入ってきそうな一軒屋。
悪いとはいいません。私はこういう生活を望んでるんじゃない。
その後、あと2軒回って、「疲れているように見えるわよ」と高麗人参のドリンクをもらい、困る。飲めなくてウォノにあげたけど、男たちは食べすぎでドリンクさえのどを通らない。笑(ざまあみろ〜や〜いや〜い)
で、今度はオンマを除く家族だけで山にあるお墓に行きました。山の奥深くに古墳が3つありました。

▲アッパ石碑踏んでるし。笑

家からもってきた同じおかずでマッコリと一緒に乾杯。弟たちが疲れて帰りたがる・・・。ああ、若い人たちはみんな同じ気持ちなのね。その後、まだ他の家にいって、カラオケ大会に参加してこいと言われたけど兄弟みな反対して無くなりました。笑
家に帰ってぐったり。アッパもぐったり。
私は、オンマとウォノとお昼ご飯を食べました。ウォノはお腹いっぱいだったけど、私のフォローをと、一緒に食べてくれました。

▲チュソク用の梨はおいしい・・・

▲ぐったりの図(オンマは家に居たので多少元気)
ウォノが「今日中にやることがあるから帰る」と言って連れて帰ってくれたのでした。残ったおかずをもらって・・・。あぁ、3日間はチュソクと同じ料理だね・・・。
ソウルの方もこのやり方なのか、グミでも他の家はまた違ったやり方なのかわからないけど、勘弁してほしい。
来年からは、家で片付けだけして男たちがまわってくるのをオンマと待てばいいらしいから、すっごい楽だと思う。今回見なければよかったのに、見てしまったばかりに「貧乏をもっと貧乏にする」この儀式が疑問です。若い人たちがみんな面倒くさがっているのをみれば、日本同様、名節自体がなくなる気がしました。
帰り道ウォノと車のなかでまた、もめる。韓国文化のことを文句いってもウォノがどうこうできるわけじゃないけど、全部文句言ってやったらすっきりした。